中綴じ製本
コピー本では最もポピュラーな綴じかたの一つ。
長所
・数ある製本の中でもっとも印刷面をノド側まで見ることができる。
→そのため印象も異なり、レイアウトに配慮がいる。
・ページではなく一冊単位で折るため、生産性が高い。
→折り機は使えない。
・冊子印刷機能や専用のガジェット等が多数存在し、充実している。
・ホチキス針が背に向くため、表紙や製本テープなどを使用せずにも他の本を傷つけにくい。
短所
・面付けのページ順が独特のものとなり、手間がかかる。
→ツールなどで補うか、冊子印刷が可能なコピー機も存在する。
・紙の厚み等によってノド側がせり出し(クリープ)、読みにくくなる。
→ディスクカッター等を使用して化粧断ちをしたほうがよい。
・上記の理由により、ページ数が多い場合には向いていない。特に紙のサイズが小さい場合は顕著である。紙の厚さにもよるが、多くとも40ページ(10枚)程度で考えておくとよい。
・ホチキス止めに手間がかかる。
→針を垂直に打てる中綴じ用ホチキスというものがある。ただし、フラットタイプは存在しないため(めがねクリンチ)気になる場合は逐一伸ばすことになる。
・ノド側が膨れて重ねられない。
→丹念に潰すしか無い。
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