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折り本



紙を折ったり切ったりすることで、綴じずに製本を行う方法。そのままだとバラけたりする場合、綴じられることもある。上の画像では比較的ポピュラーな8P折り本を作成しているが、さまざまな手法が取られる。「蛇腹折り本」「楠樹式つづら折り本」などが有名である。


割付の都合上元の紙のサイズよりも大幅に小さいものが出来上がるため、豆本界隈で良く用いられる。

1枚の紙から一冊を作成することが可能であり、折り本用のデータを無料で公開している人も見られる。


面付けは複雑だが、紙一枚で完結するため落丁は無く、乱丁は起こりにくい。


長所


・方法にもよるが、ノドまで読める。

・こだわり方次第でもあるが、非常に経済的である。

・他の本を傷つけることがなく、錆や糊などによる劣化もない。

 


短所


・折る手間、切る手間がかかる。

→ そもそもクラフト的な趣が強いので、短所とはいえないかもしれない。

・完成サイズが小さい。

→上記8P折り本でも元サイズの1/8の大きさになる。A4サイズに印刷したらA6サイズ(おおよそはがきサイズ)になる。32Pの場合は1/32、A8サイズ。豆本を作りたい場合は問題ない。

 


 

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